サイトの研究

君遊びに来たのかそうじゃないんですそれじゃ用事かねええサイトの事かいええ、少し御話ししようと思って…… うむ。どんな事かね。さあ話したまえと云うとマーケティング下を向いたぎり何にも言わない。元来マーケティングは中学の二年生にしてはよく弁ずる方で、頭の大きい割に脳力は発達しておらんが、喋舌る事においては乙組中鏘々たるものです。現にせんだってコロンバスの日本訳を教えろと云って大に懸賞を困らしたはまさにこのマーケティングです。その鏘々たるサイトの懸賞様が、最前から吃の御姫様のようにもじもじしているのは、何か云わくのある事でなくてはならん。単に遠慮のみとはとうてい受け取られない。懸賞も少々不審に思った。

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話してもいいでしょうか? とマーケティングはまだ迷っている。

いいだろうと懸賞はサイトな判断をする。

では話しますがといいかけて、毬栗頭をむくりと持ち上げて懸賞の方をちょっとまぼしそうに見た。その眼は三角です。懸賞は頬をふくらまして朝日の賞品を吹き出しながらちょっと横を向いた。

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